高専での卒業研究の進め方

無事に卒研発表を終えて、1年くらいやってきた卒業研究が終わった。始めたころに高専で研究はできないって書いたんでその辺踏まえてこの記事を書こうかなと。ここで言う卒業研究は高専本科の卒業研究のことで、専攻科への進学などは考えない。ちなみに本高専は基礎研究無し、卒業研究の時間が150時間くらい。

やっぱり高専で研究はできない

前述の記事から言いたいとは変わってない。時間が足りない、基本的な知識が足りない。研究する際に関連論文の調査から始めたんやけど、「ザ・研究!!」って内容の論文は理解できなかった。「作ってみた」な内容の論文は読みやすいので、その程度の研究を目指せばいいと思う。私はそうやって、結果的にうまくいったと思っている。参考に私が1番読んだPDFを貼っておく日本語読解支援のための語義ごとの用例抽出システムの構築(PDF)

「時間がない」理由

「時間がない」というのは「思ったよりも時間がない」と言ったほうがいい。研究はじめたころは「まぁ100時間はあるやろー」とか思ってましたが、実際に作業できる時間は短い。卒業研究全体の流れを以下に示す。

関連研究調査->課題設定->環境構築->実作業->データ取り->卒業論文->卒研発表

思いつきでこんなかんじ。実際に作業できる時間は少ない。その辺の流れや日程は担当教員とよく話して把握すると良い。私の場合7月末にやることが決まった。オススメの記事を推奨するWebアプリを卒研で作る - Make組ブログ(移行して http://blog.hirokiky.org/ にあるよ)

高専での卒業研究の進め方

ヘタに研究をしようとして成果がでないなら、いっそ作りたいものを作るのを勧める。そちらのほうが成果がわかりやすいので教員のウケも良い。ただ「なぜそれをやったか」をきちんと説明できるのは重要。とくにオススメしたいのが、実装がありありと載った本を1冊見つけること。例えば「集合知プログラミング」という本があるが、これは機械学習につかえるプログラムがそのまま載っていて非常に便利。「ニューラルネットワークとは何ぞや」みたいな本を読んでも抽象的すぎて実装に結びつきにくい。理論の理解よりもとりあえず成果をだすことを考えよう。

私の卒業研究

参考に私の卒業研究を載せておく。Sinboonという名でWebアプリを作りました
卒研発表のスライド

卒業論文
hirokiky / thesis — Bitbucket

こんなかんじ。
最初は「研究するなら自然言語処理とかやってみたいなぁ」と思ってましたが、それやるなら進学する必要があると分かった。でも勉強はそれほど好きじゃないし、実際もの作ってるほうが私としては楽しいとも分かった。時間があれば研究っぽいこともやりたかったけど、それなりにできたので満足してる

まとめ

  • 高専で研究はできない
  • 価値あるものを開発すればいい
  • 理論は無視して完成させることを念頭に

まぁそんなかんじで研究は終わりましたとさ。